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「下痢」 60歳 5年前から続く下痢

初  診  日    平成23年10月3日

氏   名      O.T

住   所      大阪市東成区

性   別      女性

年   齢      60歳

職   業       主婦

ご 症 状      5年くらい前から下痢が続き、気づいたらもれている。
最近、出た感覚がない

問    診      5年くらい前から下痢が続いている。
「いつ出るか?わからない」 ので外出しにくい。
飲食店を経営しているが手伝うことができなくなってきた。
病院へはずっと通っている。
胃・大腸・脳・脊髄の検査もしたがこれといった原因は解らない。

食  の  嗜  好  食欲はある。何でも好き嫌いもない。飲酒は毎日、焼酎を数杯飲む。
太るのが気になるのでおかずだけ食べるようにしている。
ご飯は朝だけ食べる。

当 院 の 考 察   体格はややポッチャリとしておられるが特に肥満という感じでは
ありません。相当量のアルコールを飲まれているようでここに問題あるとは
思いますが 「すぐに止める」 訳にはいかないようで・・・。
別の方法を検討しなければいけませんでした。
東洋医学的には 「脾(膵臓)の弱り」 で体の 「保水作用」 が
欠乏している状態と考えます。
骨盤や各関節も歪みがみられ、筋や肌肉の軟弱化がみられます。

施術1回目  10月3日
検査後、鍼灸施術は「消化吸収を高め、保水力を高める」 目的で
施術しました。脾経の虚を補い、肝機能に入った冷湿の邪を摂り除くことで
安定を図ります。

整体施術は骨盤の前方変位を矯正、胸椎9-10をゆっくり矯正しました。
施術中、汗が噴き出してくるときがありました。肝のうっ滞が流れました
「お腹が軟らかい。わたしはこんなお腹だったの?」 とのこと

食養生検査 秋の旬の甘味(栗やサツマイモなど) を食べるように
指示する
「酒は止めれないが治るか?」 の問い
とりあえず、冷たいお酒は控えて、常温のもの」と答える

施術2回目  10月11日
「今日は電車でこれた。!」 とのこと
前回の施術に加えて、「大腸を引き締める」 鍼と灸を加える。

整体施術は前回に加えて、頸椎2-3、股関節の可動域確保の施術

食養生検査     「酒は止めれないが秋の野菜などは選んで食べている」
とのこと
「ご飯と野菜・肉魚は5対2対1」 の指示する
「よく噛むことの重要性」を指示

施術3回目  10月17日
「今日も電車で来た。買い物も行ける」 とのこと

鍼灸施術は「肝機能を強める」 施術に変える

整体施術も前回同様。加えて、各関節の可動域の確保を目的に施術。
「仕事への復帰を考えてているがまだ、不安」 とのこと

食養生検査    「ご飯とみそ汁を必ず1日1回食べる」の話をする。
「塩分過多ではないか?」 とのこと
「酒が止めれないのに塩は気になる?」 と言っておく

施術4回目 10月24日
「便が出るときは下痢だがもれることはなくなってきた」 とのこと
「下痢は体内の余分な水分を出しているだけなので漏れなければ心配ない」
説明をする

鍼灸施術は「大腸の引き締め」 の施術

整体施術は股関節の矯正をする
「最初はわからなかったが施術後、爽快になる」 とのこと

食養生検査 「なぜか?酒の量も加減できるようになってきた」とのこと
「油の人体への悪影響」 の話をする

第5回目   10月31日
「この一週間、まったく漏れない」 とのこと

鍼灸施術は「大腸の引き締め」と「水分代謝の活性」 の施術

整体施術は骨盤の右後方変位を矯正

その後、仕事にも復帰されて、順調です。相変わらず「酒豪」は治りませんが・・・。
調子の悪い時に通院されています。やはり、季節の変わり目や仕事が忙しいときなどは
お腹の調子は悪くなります。しかし、漏れることはないようですのでしばらく、この調子で
様子を見ることにしています。